ヤギッシュとは？会員数190万人の特徴・評判・料金・ヤギオファーも解説

2025年9月3日

近年、採用活動において「ヤギッシュ」というサービスが注目を集めています。
履歴書や職務経歴書をオンラインで簡単に作成できる利便性から、個人の求職者だけでなく、採用コストに悩む企業や人事担当者の間でも利用が広がっているのです。

実際に、ヤギッシュは累計1,000万人以上が利用し、登録会員数は190万人を突破しています。一方で、「どんな特徴があるのか？」「本当に採用に役立つのか？」といった疑問や、「無料でどこまでできるのか」「ヤギオファーとの違いは？」といった関心を持つ方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、「ヤギッシュとは何か？」から始めて、評判・料金・ユーザー属性、そして派生サービスの「ヤギオファー」まで わかりやすく解説します。

1. ヤギッシュとは？｜日本最大級の履歴書作成サービス

「ヤギッシュ（Yagish）」は、履歴書や職務経歴書を無料で作成・管理できる日本最大級のオンラインサービスです。2018年にサービスを開始し、現在では累計利用者数が 1,000万人以上、会員登録者数が 190万人以上 に達しています。

転職や就職活動に欠かせない書類を、スマホやPCから簡単に作成・保存できる利便性が評価され、月間のアクティブユーザー数は 41万人 を超えています。特に、Google検索「履歴書」の分野で自然流入が業界トップクラスとなっており、求職者の入口として広く利用されているのが特徴です。

① ヤギッシュのサービス概要と成り立ち

ヤギッシュは「履歴書作成のハードルを下げ、求職者の就職・転職活動を支援する」という目的で開発されました。運営会社は 株式会社Yagish（2021年法人化）、代表はLINEやLIFULLなど大手企業の役員を歴任した金相集氏です。
シンプルで直感的なUI/UXにこだわり、学生から社会人、パートタイム希望者まで幅広いユーザー層に使われています。

② 会員数・月間利用者数など基本データ

ヤギッシュの基本データは以下の通りです：

累計利用者数：1,000万人以上
会員登録者数：190万人以上
月間利用者数：約41万人
中途利用者：70％、アルバイト・パート：20％、新卒：10％

この規模感は、もはや履歴書作成サービスの枠を超え、採用プラットフォームとしての存在感を示しています。

③ 登録ユーザーの属性

ヤギッシュのユーザーは、中途層が圧倒的に多く（70％）、アルバイト・パート希望者が20％、新卒が10％を占めます。職種別では バックオフィス職・営業職・販売/サービス職が約60％ を占めており、企業が必要とする即戦力・現場人材が多く登録していることがわかります。

また、スマホ利用が主流で、LINE連携により作成から応募まで手軽に進められる点が、若年層を中心に高く支持されているポイントです。

まとめると、ヤギッシュとは株式会社Yagishが運営する履歴書の作成・管理が無料でできる日本最大級のオンラインサービスで、バックオフィス職・営業職・販売/サービスをはじめとした190万人を超える幅広いユーザーに利用されています。

2. ヤギッシュの特徴と評判

ヤギッシュは「無料で履歴書を作れる便利なサービス」として個人ユーザーから支持される一方、登録ユーザー層を活かした採用プラットフォームとして企業側からも注目を集めています。ここでは、具体的な特徴と利用者の評判を整理します。

① 無料で履歴書・職務経歴書を作成できる仕組み

ヤギッシュ最大の特徴は、誰でも無料で履歴書や職務経歴書をオンライン作成できる点です。テンプレートを選び、必要項目を入力するだけで整った書類が完成します。印刷用PDFやオンライン管理にも対応しているため、紙媒体とデジタル両方で活用可能です。特に学生や転職初心者にとって「手間なく整った書類を準備できる」ことは大きな魅力となっています。

② LINE・スマホ対応など利便性に関する評価

ヤギッシュはスマートフォン対応が主流で、利用者の多くがモバイルからアクセスしています。LINEとの連携により、履歴書データの保存や修正も簡単に行えるため、若年層や忙しい社会人にも使いやすい仕様です。ユーザーからは「電車の中でも履歴書が完成した」「紙の書類を探す手間がなくなった」といった声が寄せられています。

③ 利用者からのポジティブな評判

UIがシンプルで直感的に使える
無料で利用できるのに機能が充実している
印刷やオンライン応募の両方に使える
就職・転職活動の最初のステップとして便利

こうした評判から、ヤギッシュは「まず登録してみよう」と思わせる間口の広いサービスとして定着しています。

④ ネガティブな評判・課題

ヤギッシュを利用したユーザーからは、利便性に満足する声が多い一方で、以下のような意見もあります。

「フォーマットの種類が限られていて自由度が低い」
「細かい修正やカスタマイズがしづらい」
「あくまで履歴書作成が中心で、求人検索や応募機能までは使えない」

つまり、ヤギッシュは履歴書作成の入口としては非常に優れているものの、「その先の就職・転職活動」までは直接カバーしていない のが課題です。

そこで誕生したのが、企業とユーザーをつなげる新サービス 「ヤギオファー」 です。

まとめると、ヤギッシュの評判は、シンプルさやスマホから履歴書をスグに作成できるという手軽さに定評がある一方で、「修正やカスタマイズがしにくい」であったり、求人検索や応募まで使えないという使い方が限定されている点への意見がみられます。

3. ヤギオファー（yagioffer）とは？｜ヤギッシュから生まれた採用サービス

ヤギオファーは、履歴書作成サービス「ヤギッシュ」から派生して生まれた採用プラットフォームです。
ヤギッシュで作成された履歴書データをもとに、企業が求職者に直接オファーを送れる仕組みを提供しています。

① サービス開始の背景（2023年9月開始・中小企業の採用格差解消）

ヤギオファーは2023年9月に正式スタートしました。開発の背景には「大手企業と比べて採用力で不利になりがちな中小企業に、低コストで人材と出会える仕組みを届けたい」という想いがあります。
ヤギッシュに登録する190万人以上の会員データを活用し、中小企業でも採用格差を埋められる仕組み を目指して誕生しました。

② 低コスト「1万円採用」の仕組み

ヤギオファーの最大の特徴は、「1万円から始められる採用」 です。
基本プランでは月額1万円（税込11,000円）で、以下の機能が利用可能です：

オファー送信：100通まで
オファー承認者の個人情報閲覧：10人まで
オファー承認者とのチャット：10人まで
30日間の利用が可能で、追加1万円を支払えばさらに100通追加できます。大手媒体と比べて圧倒的に安価であり、採用コスト削減につながります。

まとめると、ヤギオファーにかかる費用は、基本プランでは月額1万円（税込11,000円）からで、スカウト追加100通ごとに一万円が加算されます。加えて、ボリューム採用パックプランでは1,000通10万円からで、ボリュームパックのみ「自動オファー送信機能」がついています。

③ 個人情報非公開で安心して使えるスカウト機能

ヤギオファーでは、求職者がオファーを承認するまで個人情報は公開されません。これにより、求職者は安心して登録でき、企業側も「本気度の高い候補者」とだけコミュニケーションが取れます。
さらに、過去送信したオファー文面は自動保存されるため、効率的にスカウト活動を続けられる設計になっています。

まとめると、ヤギオファーの利用者数はヤギッシュに登録する190万人の会員であり、5,000社を超える利用企業が直接スカウトを送れる採用サービスです。サービスの背景は、「中小企業でも採用格差を埋められる仕組み作り」にあります。

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4. ヤギオファーの特徴と強み

ヤギオファーは、ヤギッシュに登録している190万人以上のユーザーデータをもとに企業と人材をつなげるサービスです。大手媒体に比べて低コストで導入できることに加え、全国・幅広い層のユーザーをカバーしている点が強みとなっています。

また、ヤギオファー(yagioffer)の仕組みは、無料の履歴書・職務経歴書作成サイト「ヤギッシュ」の履歴書を作成したばかりの就職や転職意欲のアクティブ度の高いユーザーに企業が直接アプローチができます。

① 多様なユーザー層（第二新卒・主婦・学生・複業人材）

ヤギオファーの登録者は、中途人材を中心に、第二新卒・学生・主婦・複業希望者など多様です。

転職活動中で「すぐに就業したい」人材
オファー内容によっては転職を検討する「潜在層」
複業や短期で働きたいプロ人材
こうした幅広い層が集まることで、企業は採用ニーズに合わせて柔軟にターゲットを選べます。

② 全国対応・幅広い職種から採用できる柔軟性

ヤギオファーのユーザーは全国に分布しており、地方企業にとっても採用しやすい設計です。さらに、営業職・バックオフィス・販売・サービスといった「中小企業で需要が高い職種」が多数登録されているのも特徴です。
これにより、都市圏だけでなく地方企業も「求める人材に届きやすい」仕組みが実現しています。

③ 導入企業3,000社以上の実績と承認率データ

サービス開始から短期間で、すでに 3,000社以上 がヤギオファーを導入しています。
また、平均承認率は 5％前後 とされており、100通送信すれば約5人と実際にやり取りができる計算です。
実績として「100通で2人内定」「200通でエンジニア1人採用」など、低コストながら成果につながっている事例も多数あります。

5. ヤギオファーの評判・口コミ

ヤギオファーは「低コストでスモールスタートできる採用サービス」として、導入企業やユーザーから徐々に評価を集めています。ここでは、具体的な企業事例やコスト面での声、SNS上のリアルな反応を紹介します。

① 導入企業の声（実績例：100通で2人採用・介護職1万円採用）

株式会社RASHISA（アルバイト採用／インサイドセールス）
オファー100通 → レスポンス4名 → 内定2名。大手媒体に劣らないレスポンス率を実感。
株式会社介護NEXT（中途採用／介護従事者）
オファー100通 → レスポンス6名 → 内定1名。介護領域で低コスト採用に成功。
株式会社ONE WEDGE（中途採用／ITエンジニア）
オファー200通 → レスポンス4名 → 内定1名。エンジニア採用でも成果を出した事例。

このように、「1万円で1名採用」 というキャッチコピー通り、スモールスタートで成果を出す事例が多く報告されています。

② コスト面での評価と他社比較

導入企業からは「他社サービスの10分の1以下の価格で始められる」という声が多く挙がっています。

ビズリーチ：約85万円／6か月〜
dodaダイレクト：約80万円〜
ヤギオファー：月1万円から利用可能

もちろん大手媒体と比べると、スカウト返信率や応募母数は劣る傾向にあります。しかし「費用対効果を重視したい」「まずは小規模に採用を試したい」という企業にとっては高評価を得ています。

③ SNSでの評判（求職者・企業双方のリアルな反応）

X（旧Twitter）などでは、以下のような声も見られます。

「LINEでやり取りが完結して便利」
「アルバイトや副業探しに使える」
「地方でもスカウトが届いた」
一方で、「知名度がまだ低く、友人に知られていない」「オファー数が少なめ」という意見もあり、サービスの拡大途上であることがうかがえます。

6. ヤギオファーの料金と利用方法

ヤギオファーは「低コスト・シンプルな料金設計」が特徴で、必要に応じて追加課金やボリュームパックを利用できる仕組みです。採用予算が限られている企業でも導入しやすく、最短即日から利用を開始できます。

① 基本プラン（月額1万円・100通・承認10人）

ヤギオファーの基本プランは 月額1万円（税込11,000円） です。
この料金で利用できる内容は以下の通り：

オファー送信数：100通まで
オファー承認者の個人情報閲覧：10人まで
承認者とのチャット：10人まで
利用期間：30日間（自動更新なし）

必要に応じて 追加1万円ごとに100通・10人分を追加 できるため、少しずつスケールを広げながら採用活動を行えます。

② ボリューム採用パック（大規模採用向け・自動オファー機能付き）

大規模な採用活動を行いたい企業向けには「ボリューム採用パック」が用意されています。

例：1,000通まで／100人まで → 10万円（税込11万円）
2,000通まで／200人まで → 20万円（税込22万円）
最大13,000通／1,300人まで利用できるプランも存在

さらに、ボリュームパックには 自動オファー送信機能 が付帯しており、大量採用にも対応できます。

③ 利用開始の流れ（登録→検索→オファー→チャット→採用）

利用開始は非常にシンプルです：

法人登録（アカウント作成）
企業情報入力・オファー文面の設定
人材検索・履歴書閲覧
オファー送信（100通まで）
承認があればチャットでやり取り
面接・採用決定

最短で即日利用開始が可能なため、採用活動をすぐに始めたい中小企業にとって使いやすいサービスとなっています。

7. まとめ｜ヤギッシュ評判から見るヤギオファーの活用価値

ここまで「ヤギッシュ」と「ヤギオファー」の特徴や評判、料金を整理してきました。改めてポイントを振り返ると、それぞれの役割が明確に分かれています。

① 個人ユーザーにとってのメリット（無料履歴書・オファー機能）

ヤギッシュは「無料で履歴書・職務経歴書を作成できる」便利なサービスです。スマホやLINEから簡単に操作できるため、学生や若手社会人を中心に幅広いユーザーに支持されています。
また、ヤギオファーと連携することで「待っているだけで企業からスカウトが届く」という新しい就職・転職体験も得られます。

② 企業にとってのメリット（低コスト採用・地方/中小企業対応）

人材を採用したい企業にとっては、ヤギオファーが大きな魅力です。月額1万円から利用できるため、従来の高額な採用媒体と比べて圧倒的に低コスト。
さらに、ヤギッシュに登録する190万人以上のユーザーから、第二新卒や複業希望者など多様な層にアプローチでき、地方や中小企業でも採用チャンスが広がります。

③ 採用に悩む人事・経営者におすすめできる理由

採用市場が激化する中、「コストを抑えつつ、マッチする人材と出会いたい」という課題を抱える企業は少なくありません。ヤギオファーは、そのニーズに応える次世代型のサービスといえるでしょう。
履歴書作成ツールとしてのヤギッシュで個人を集め、ヤギオファーで企業とつなげる──。この二つの仕組みがあるからこそ、従来の媒体ではカバーしきれなかった採用のすき間を埋められるのです。

✅ 本記事の結論：
ヤギッシュは個人に便利な履歴書作成サービスであり、その評判を土台に生まれたヤギオファーは、低コストで成果を出したい企業に最適な採用手段です。

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著者情報

養田峻介　株式会社Synayaka｜代表取締役社長

株式会社Synayaka(しなやか)代表取締役社長

開成高校、東京大学経済学部卒業。大学在学中にエンジニアとして起業したのち、スタートアップ企業におけるマーケ・事業開発を経験。その後、REAPRA Venturesにて多様なスタートアップ支援を通じて、HR課題がボトルネックとなり成長が鈍化してしまうケースを多く見る。
Synayaka創業後、270社以上の企業における採用課題と向き合った経験に基づき、『しなやか人事』にて採用コンサル・RPOサービスの提供を行なっている。