外資系・グローバル人材採用に強いエージェント10選|採用担当者が知るべき“海外人材採用の現実”

なぜ今、グローバル人材・外資系人材の採用が注目されているのか
市場は“日本語+英語”ではなく“多文化理解”で動いている
多くの企業で、海外事業の拡大や外国籍社員の採用が進んでいます。背景には、国内市場の縮小や事業のグローバル展開、そしてデジタル化によるボーダレスな働き方の浸透があります。
採用現場でも「日本語ができる英語人材」より、「多文化環境で成果を出せる人材」が求められるようになりました。もはや語学力だけでなく、カルチャーフィットとビジネススキルの両立が鍵です。
採用難の最大要因は“接点のなさ”
グローバル人材を採りたくても、「候補者が見つからない」「応募が来ない」という声が多く聞かれます。実際、国内求人媒体では出会える候補者層が限られており、採用競争も激化しています。
この状況で有効なのが、外資系・グローバル人材に強いエージェントとの連携です。エージェントが持つ海外ネットワークやバイリンガル人材データベースを活用することで、採用の裾野を一気に広げられます。
グローバル採用を成功に導くエージェント活用の3つのポイント
① ターゲット言語・職種に合わせた専門性を持つエージェントを選ぶ
「英語を話せる人」だけでなく、「どの国で」「どんな職種で」「どんなカルチャーで働いてきたか」を理解できるエージェントを選ぶことが大切です。特に、金融・IT・製造など専門職種では業界知識が欠かせません。
② 採用ブランディングと連携する
外資・グローバル人材は、給与よりもカルチャーやミッションを重視します。エージェント経由の紹介時も、企業の「ビジョン・働く意義・多様性への姿勢」が明確であるほど、マッチ率は高まります。
③ 候補者体験(Candidate Experience)を設計する
スピード・フィードバック・英語対応など、面接プロセスそのものがブランド体験になります。エージェントと協力して、候補者が「この会社で働きたい」と感じる流れを作ることが重要です。
外資系・グローバル人材採用に強いエージェント10選
ここでは、グローバル採用・外国籍人材採用で実績を持つエージェントを10社紹介します。採用目的(職種・国籍・言語)に合わせて最適なパートナーを選定しましょう。
① Robert Walters(ロバート・ウォルターズ)

- 特徴:外資系・バイリンガル人材の採用における国内トップクラスの実績。
- 得意分野:財務・法務・サプライチェーン・テクノロジー領域。
- 活用ポイント:グローバル拠点と連携したスピーディな紹介対応。
② JAC Recruitment(ジェイエイシー・リクルートメント)

- 特徴:日系ながら、海外拠点とのネットワークを活かしたグローバル採用支援。
- 得意分野:マネジメント・海外駐在・日英バイリンガル層。
- 活用ポイント:「海外事業部」「グローバルHR」など経営層採用にも強み。
③ Hays Japan(ヘイズ・ジャパン)

- 特徴:英国発。業界ごとの専門チームで候補者を精密マッチング。
- 得意分野:金融・ライフサイエンス・製造・建設。
- 活用ポイント:職種別のマーケット情報をもとに、採用要件の設計から伴走。
④ Michael Page(マイケル・ペイジ)

- 特徴:ミドル~ハイクラス層の採用に特化。外資本社と強いリレーションを持つ。
- 得意分野:営業・マーケティング・管理職・経営企画。
- 活用ポイント:グローバル本社との調整が必要な採用案件に最適。
⑤ Morgan McKinley(モーガン・マッキンリー)

- 特徴:金融・コンサルティング・プロフェッショナル職に強い。
- 得意分野:経営企画・戦略コンサル・ファイナンス。
- 活用ポイント:グローバル企業のCxO・ハイクラス採用で効果的。
⑥ Daijob(ダイジョブ)

- 特徴:日本最大級のバイリンガル転職サイトで、外資系・グローバル求人に特化
- 得意分野:英語・中国語など語学力を活かせる外資系企業、海外事業展開企業、グローバルポジション
- 活用ポイント:登録時に英語レジュメを併用することで、海外企業や外資系採用担当者に直接アプローチできる
⑦ RGF Professional Recruitment Japan(RGF)

- 特徴:リクルートグループが展開するアジア最大級のグローバルネットワーク。
- 得意分野:CxO層・リーダー層・バイリンガル人材。
- 活用ポイント:アジア拠点と連携したグローバル採用・経営幹部人材探索。
⑧ アージスジャパン

- 特徴:外資系・グローバル企業に特化したエグゼクティブサーチ型の人材紹介会社
- 得意分野:経営層・管理職・専門職(特にIT、製薬、コンサルティング、金融業界)
- 活用ポイント:中〜上級レベルのバイリンガル人材向けに、非公開のハイクラス求人紹介が強み
⑨ ReachExt(リーチエクスト)

- 特徴:APAC圏に強い中堅規模のエージェント。
- 得意分野:製造業・金融・テクノロジー。
- 活用ポイント:ニッチ領域(PM・エンジニア・データ系職種)採用で強みを発揮。
⑩ Specialized Group(スペシャライズド・グループ)

- 特徴:外資・ハイブリッド企業のバックオフィス採用に特化。
- 得意分野:人事・法務・経理・管理職。
- 活用ポイント:候補者体験を重視した採用支援が得意。
採用成功に向けたグローバルエージェント活用戦略
① “量”より“質”を重視した母集団形成
グローバル人材採用では応募数よりもマッチ度が重要。エージェントとの事前ブリーフィングで「どんな人材が成果を出せるか」を明確にしましょう。
② エージェントを「外部採用パートナー」として扱う
求人票を渡すだけでは成果は出ません。カルチャー・事業背景・マネージャーの人物像を共有し、採用メッセージの一貫性を保つことが成功の鍵です。
③ 複数エージェントを目的別に使い分ける
- 即戦力・専門職採用 → Robert Walters/Hays
- マネジメント・CxO層 → JAC/RGF/Morgan McKinley
- 技術・グローバルPJ人材 → Brunel/ReachExt
- カルチャーマッチ重視 → Specialized Group/Envision
まとめ|“採用のグローバル化”は、エージェント活用から始まる
海外人材・外資系人材の採用は、求人広告では届かない層との接点づくりから始まります。エージェントを単なる仲介者ではなく、「採用ブランドを共に作るパートナー」として捉えることで、採用はより戦略的になります。
採用は企業の未来を決める経営活動です。グローバル化が進む今こそ、専門性とネットワークを持つエージェントを味方につけ、共感でつながる採用を実現していきましょう。
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