ハイクラス特化の転職エージェントまとめ|経営層・CxO・事業責任者採用を成功させるための完全ガイド

ハイクラス採用は、通常の中途採用とは全く異なる戦い方が求められます。
応募はほぼ期待できず、候補者の大半が“潜在層”。企業が「選ぶ側」から「選ばれる側」へと立場が変わる領域です。
この記事では、経営層・CxO・事業責任者・管理職採用で実際に使われているハイクラスエージェント8選 を紹介し、どのポジションにどのエージェントが最適なのか、明確にわかる構成でまとめています。
ハイクラス採用が難しい理由|候補者が“表に出てこない”市場構造
ハイクラス領域では、採用が難しくなる根本的な理由があります。
① 求職者の90%以上が“潜在層”であり、待っていても応募が来ない
ハイクラス人材は以下の理由から、市場に出てきません:
・現職で高い評価を得ており、転職意欲が低い
・転職サイトに登録しない
・オファーが多いため、能動的に探す必要がない
→「応募を待つ採用」は完全に機能しない領域。
採用担当者は「見つけに行く」姿勢が必須になります。優秀な管理職・CxOは現職で高い成果を出しており、
積極的に求人サイトに登録しません。
② オファーが多く、企業側の魅力が伝わらないと反応しない
ハイクラスは日常的に数十件のスカウトを受け取っています。そのため、刺さるメッセージにしない限り開封されません。
採用担当者は以下を必ず言語化する必要があります:
・経営陣の本気度
・ポジションの影響範囲
・事業の成長ストーリー
・何を託し、何を期待するのか(役割定義)
→「あなたにしか頼めない理由」を書けない企業は候補者から選ばれない。
③ 年収・裁量・ミッション・経営陣との相性など評価軸が複雑
ハイクラス採用は、内定後の辞退が最も多い領域です。 理由の多くが “調整ミス”。
採用担当者が苦戦しやすいポイント:
・年収交渉
・権限・裁量の定義
・レポートライン(誰の下で働くか)
・KPIの設定
・入社タイミング
→これらを企業主体で調整すると破談になりやすく、ハイクラス特化エージェントが間に入ることで成功率が大幅に上がります。
ハイクラス採用にエージェントを使うメリット
① 非公開のハイクラス人材にアクセスできる
転職サイトには現れない、
元CxO・事業責任者・管理職の潜在層 にリーチ可能。
② 候補者の意思決定を第三者として後押ししてくれる
企業の魅力・事業フェーズ・期待役割を
候補者目線で翻訳して伝えてくれる。
③ 年収交渉・役割定義・条件調整など難易度の高い交渉を代行
経営レイヤー特有の調整コストを大幅に削減できる。
ハイクラス特化の転職エージェント8選
以下の8社はハイクラス採用を行う企業が実際によく利用する専門エージェントです。
① ビズリーチ(BizReach)|国内最大級のハイクラスデータベース

特徴
- 年収1,000万以上の登録者数が国内最大規模
- 管理職・役員候補・専門職のスカウトに強い
- 企業と候補者の“両面型”モデルで精度の高いマッチングが可能
向いている採用
- 管理職・部長クラス
- CTO・CFOなどのハイクラス
- 専門職の即戦力人材
② プロフェッショナルバンク|経営者・事業責任者の紹介に強い老舗エージェント

URL: https://www.pro-bank.co.jp/
プロフェッショナルバンクは、経営層あるいは経営層を目指す次世代リーダーの人材紹介に特化した日本有数のハイクラスエージェントです。
2004年設立。企業の経営課題/事業課題に直結するポジションの採用支援を得意としています。
特徴
- 国内でも稀少な「経営者特化型」紹介会社
- 事業承継・経営支援領域に強い
- 企業側からの信頼が厚く、幹部採用の実績が豊富
向いている採用
- 経営者・役員候補
- 中堅企業の事業承継
- 経営・管理職の即戦力人材
③ コトラ(KOTORA)|金融・コンサル・経営層の紹介に強い

特徴
- 金融・FAS・コンサル領域に圧倒的な強み
- 経営層・マネジメント候補の紹介実績が豊富
- ハイクラス向けの専門コンテンツ提供で候補者の質が高い
向いている採用
- 経営企画・財務・経理の上級ポジション
- コンサル・専門性の高いプロフェッショナル職
- 事業責任者クラス
④ doda X(パーソルキャリア)|ハイクラスに特化したスカウトプラットフォーム

URL: https://doda.jp/X
特徴
- “指名スカウト” により経営層・ハイクラス人材に直接アプローチ
- 職務経歴書の精度が高くミスマッチが少ない
- パーソルのデータ基盤により幅広い候補者にリーチ
向いている採用
- 技術系ハイクラス(CTO・PdM・PMなど)
- 事業責任者
- 管理職・部長クラス
⑤フォルトナ(FORTNA)|スタートアップ・DX領域に強いハイクラス紹介会社

特徴
- ベンチャー・テクノロジー領域のハイクラス紹介に強い
- DX人材・PM・エンジニア・BizDevなど希少職種に対応
- 候補者との深いキャリア面談でミスマッチが少ない
向いている採用
- CTO・VPoE・PdM
- 事業企画・事業開発
- スタートアップの幹部採用
⑥パソナキャリア(ハイクラス)|全国網で管理職・幹部候補に強い

URL: https://www.pasonacareer.jp/
特徴
- 全国ネットワークで地方の管理職採用に強い
- 管理部門・工場長・支店長などの実務幹部ポジションが得意
- 企業規模問わず幅広く対応可能
向いている採用
- 地方工場・支社の管理職
- 管理部門のマネジメント
- 多店舗展開企業のエリアマネージャー
⑦エリートネットワーク|丁寧なマッチングと管理職紹介で評価が高い

URL: https://www.elite-network.co.jp/
特徴
- キャリアアドバイザーの面談の質が高く、候補者の理解が深い
- 管理職・幹部候補・専門職の紹介実績が豊富
- 定着率が高いと企業側からの評価が多い
向いている採用
- 部長・課長クラス
- 専門職のハイクラス
- 長期活躍できる管理職を採りたい企業
⑧キャリアインキュベーション|経営層・CxOの一本釣りに特化

URL: https://career-incubation.co.jp/
特徴
- CxO・経営層のサーチ型採用に特化
- 投資ファンド・経営企画・事業責任者ポジションが中心
- ヘッドハンティング色が強く、企業の経営課題解決に直結
向いている採用
- CEO・COO・CFO候補
- M&A・投資領域のプロ人材
- 経営課題に直結するキーポジション
⑧ プロフェッショナルバンク|経営者・事業責任者の紹介に強い老舗エージェント

URL: https://www.pro-bank.co.jp/
プロフェッショナルバンクは、経営層・役員クラスの紹介に特化した日本有数のハイクラスエージェントです。
企業の経営課題に直結するポジションの採用支援を得意とし、事業承継領域でも高い評価を持つ老舗紹介会社です。
特徴
- 国内でも稀少な「経営者特化型」紹介会社
- 事業承継・経営支援領域に強い
- 企業側からの信頼が厚く、幹部採用の実績が豊富
向いている採用
- 経営者・役員候補
- 中堅企業の事業承継
- 経営・管理職の即戦力人材
用途別|どのエージェントを選べばいい?
下記に用途別にどのエージェントがより適しているか、リストにしています。
| 採用ニーズ | 推奨エージェント |
|---|---|
| 経営層・役員クラス | キャリアインキュベーション / プロフェッショナルバンク |
| 管理職・部長クラス | ビズリーチ / エリートネットワーク |
| 財務・経営企画・コンサル領域 | コトラ |
| CTO・DX人材など技術ハイクラス | フォルトナ / doda X |
| 地方拠点の管理職 | パソナキャリア |
ハイクラス採用を成功させる3つのポイント
① 役割定義(ミッション)を明確にすることが“最重要”
ハイクラスは業務内容より “何を託されるか” を見て応募を判断します。
役割定義が曖昧だと、紹介数も応募率も一気に下がります。
② 経営陣が面談に出ることで、志望度が一気に高まる
ハイクラス採用は“採用営業”。経営者が登場するかどうかで、志望度が大きく変わります。
役員面談は口説きの場。企業側の覚悟を示す必要があります。
③ 採用スピードは“早く・軽く・深く”が鉄則
ハイクラス候補者は複数企業から声がかかるため、選考が重いとすぐに離脱します。
・スピード(遅いと即離脱)
・選考ステップは最小限
・面談で深い対話をする
この3つで候補者の熱量が大きく変わります。
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