Wantedlyとはどのようなツール?特徴やメリットについて解説!

一般的なビジネスマッチングツールは、仕事内容や待遇、給料などの条件から働きたい会社を探します。
しかし、近年では、待遇や給料以外のところに注目している人も多く、新しい視点からのビジネスマッチングツールも増えています。
今までとは視点が違ったビジネスマッチングツールの中で注目されているのが、Wantedlyです。
この記事では、Wantedlyの概要や特徴、メリットなどについて詳しく解説します。
Wantedlyとは?
「はたらくすべての人のインフラ」を目指すWantedlyは、単なる求人サイトではありません。
共感を重視し、企業の理念やストーリーに惹かれたユーザーと企業を結びつけます。
「この仕事に意味がある」と感じられる環境との出会いを創出し、最適な挑戦と自律的な働き方を支援するツールです。
求人だけでなく、インターンシップやボランティアなど多様な関わり方を提供し、成長を実感できる機会を創出します。
従来の「条件」だけではない、新しい仕事探しのプラットフォームがWantedlyです。
Wantedlyの特徴
共感や理念などを重視したマッチングツールであるWantedlyにはいくつかの特徴があります。
ここからは、Wantedlyの特徴として以下の3つを詳しく解説します。
- 共感や理念の価値観を重視
- 対話を重視した採用方法
- 自社ホームページへの活用
共感や理念の価値観を重視
繰り返しになりますが、共感や理念を重視している点が、Wantedlyの最も大きな特徴です。
給与や待遇といった条件面だけでなく、「なぜこの仕事をするのか」「何を目指しているのか」といった企業の想いに共感した求職者と企業を結びつけます。
求職者は、企業のストーリーや働く人々の熱意に触れることにより、自身の価値観と合致する企業を見つけやすくなるでしょう。
共感や理念が合致していると、入社後のミスマッチを大幅に軽減し、仕事への深い満足感やエンゲージメントに繋がります。
一方、企業側もまた、理念に共鳴してくれる人材を採用できるため、組織文化への適応がスムーズで、長期的な活躍も期待できるでしょう。
Wantedlyは、共感という新たな軸で、企業と求職者のより深く、本質的な繋がりを生み出すプラットフォームです。
対話を重視した採用方法
Wantedlyが提供するのは、一方的な情報伝達ではなく、求職者と企業の双方向コミュニケーションを重視した採用方法です。
企業担当者と直接話せる機会が豊富に用意されており、募集記事だけでは伝わりきらない職場の雰囲気や仕事のリアルな情報を深く理解できます。
対話重視の仕組みが、Wantedlyならではの大きな特徴です。
求職者は、疑問点を直接質問したり、自身の想いを企業に伝えたりすることで、入社後のギャップを減らし、納得して決められます。
企業側にとっても、書類選考だけでは見抜けない求職者の個性や熱意を肌で感じられる貴重な機会となるでしょう。
相互理解を深める対話を通じて、スキルや経験だけでなく、カルチャーにフィットする人材との出会いが実現可能です。
Wantedlyは、会って話すことの価値を再定義し、より人間味あふれる採用のあり方を提案しています。
自社ホームページへの活用
自社の採用ホームページとして活用できる点も、Wantedlyのユニークな特徴として挙げられます。
専門的な知識やスキルがなくても、Wantedlyが提供する使いやすいフォーマットに沿って情報を入力するだけです。
企業の魅力を最大限に引き出す採用ページを簡単に作成できます。
この採用ページは、単なる情報発信の場ではありません。
Googleなどの検索エンジンにも最適化されるため、潜在的な候補者にもリーチ可能です。
企業の理念や文化、働くメンバーの紹介、募集中の職種など、多岐にわたる情報を魅力的に発信することで、共感を生み、応募意欲を高める効果も期待できます。
Wantedlyを自社のオンライン上の顔として活用することで、効率的かつ効果的な採用活動が簡単にできるでしょう。

Wantedlyを利用することのメリット
Wantedlyを利用することによりどのようなメリットがあるのかも気になるところです。
ここでは以下の4つをメリットとして挙げました。
- 若い世代の獲得に期待できる
- コストがあまりかからない
- 無制限の募集掲載が可能
- 自社の広報にも利用できる
ここからは4つのメリットについて詳しく解説します。
若い世代の獲得に期待できる
Wantedlyの採用サービス概要資料によると、登録ユーザー数は2024年度に400万人を超えるなど着実にユーザーを増やしています。
その中でも特筆すべきは若い世代が多いことです。
20歳〜29歳の利用者が、全体の37%、30歳〜39歳が全体の35%と7割以上が若い世代での利用となっています。
引用:https://public-sales-materials.wantedly.com/marketing/wantedly-visit-serviceguide.pdf
若い世代は、仕事を選ぶ際、給与よりも価値観や働きやすさなどを重視する傾向です。
そのため、共感や理念などを前面に出してマッチングするWantedlyは、若い世代のニーズに刺さるツールとなっており、利用者が増えています。
採用する企業にとっても労働年数が長くなる若い世代を積極的に採用し、息の長い経営を考えているケースが非常に多いです。
若い世代の採用に期待できる点が大きなメリットといえるでしょう。
コストがあまりかからない
コスト面のメリットも挙げられます。
Wantedlyは、初期費用と成果報酬が不要な料金プランを採用しており、低コストでの採用活動が可能です。
例えば、スタンダードプラン半年契約の場合、90万円が必要ですが、成果報酬はゼロの上、募集、ストーリー、ミートアップの掲載数や応募者数に上限はありません。
年収500万円のエンジニアを成果報酬型の一般的なエージェント経由で採用した場合、150万円のコストが発生します。
Wantedlyのコストパフォーマンスの高さは明らかといえるでしょう。
年間契約であれば、1名以上の採用で採用コストを大幅に削減できる可能性があります。
採用コストを抑えたい企業にとって、Wantedlyは非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
(正確な料金は変動する可能性があるため、お問い合わせください)
無制限の募集掲載が可能
契約期間中であれば募集掲載数を気にせず、無制限に求人情報を発信できます。
新卒採用、インターンシップ、中途採用はもちろん業務委託の募集まで、多様な採用形態に対応可能です。
職種も自由に掲載できるため、幅広い人材にアプローチできます。
前述したように給与や福利厚生だけでなく、企業のビジョンや事業内容といった本質的な魅力を伝えることに特化したフォーマットが用意されています。
これにより、企業の想いや魅力をダイレクトに求職者へ届け、共感を生む採用活動を展開可能です。
無制限の募集掲載機能を活用できますので、採用活動を加速することができるでしょう。
自社の広報にも利用できる
Wantedlyは単なる採用ツールではなく、企業の広報活動にも利用可能です。
募集記事だけでは伝えきれない会社の雰囲気や文化、働く人々の魅力をブログ機能「ストーリー」を通じて気軽に発信できます。
ストーリーの構成や内容に制約はなく、日常のオフィス風景、メンバー紹介、プロジェクトの裏側など、自由な情報が発信可能です。
「ストーリー」を活用することにより、求職者に対して、募集情報だけでは伝わらないリアルな企業像を届け、共感を育み、入社意欲を高める効果が期待できます。
「自社の魅力がわからない」「何を発信すれば良いか悩んでいる」という企業も多いのではないでしょうか。
「ストーリー」を活用して情報発信の第一歩を踏み出してみましょう。
さまざまな特徴を発信できるのがWantedlyの大きな魅力です。
今までの採用方法はもう古い、価値観を重視するWantedlyは新基準のビジネスマッチングツール
Wantedlyの採用サービス概要資料によると、1979年生まれ以前の世代は仕事をするうえで最も重要なこととして、50%近くが高収入を上げています。
しかし1980年〜1995年に生まれた、いわゆるミレニアム世代で高収入を上げているのは30%以下です。
ミレニアム世代が最も重要視しているのは有意義な仕事で、仕事において意義を重要視していることがわかります。
引用:https://public-sales-materials.wantedly.com/marketing/wantedly-visit-serviceguide.pdf
また、企業の存在目的や社会的意義に共感することにより、仕事に対するモチベーションが大きく異なります。
まったく共感していない人とかなり共感している人では、仕事に対するモチベーションに2.5倍も差があり、企業の理念などが重要視されているといえるでしょう。
引用:https://public-sales-materials.wantedly.com/marketing/wantedly-visit-serviceguide.pdf
Wantedlyは、共感や会社の理念を重要視したビジネスマッチングツールです。
今までの採用方法では、なかなか雇用することができなかった若い世代の雇用を大幅に増やすチャンスが拡大します。
今の採用市場に最もフィットしているのは求職者が会社の発信する理念などの想いに対して共感することで仕事を選択できる手法です。
まさに、Wantedlyの取り組みが新基準のマッチングツールとして、求職者のニーズを満たしているといえるでしょう。