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採用で魅力が伝わらない?“課題訴求型ブランディング”のすすめ【逆転の発想】

2025 7/15
採用ノウハウ
2025年6月3日2025年7月15日
目次

はじめに|近年、採用活動において「魅力訴求」の限界が見え始めています

人手不足と採用難が続くいま、企業はこぞって「自社の魅力」を伝えようとしています。
働きやすさ、福利厚生、成長環境――確かにそれらは応募者にとって重要な情報です。

しかし、その訴求はどの会社も似通い、結果として**「どこも同じに見える」状態**を生んでしまっています。
いわゆる“魅力の押し売り”が飽和し、差別化できなくなっているのです。

そこで注目されているのが「課題訴求型採用ブランディング」。
本記事では、Synayakaが提唱するこの手法を事例とともに解説していきます。

「課題訴求型ブランディング」とは何か?

魅力と課題は表裏一体。課題は最大の“共感資産”である

「うちの会社には魅力がない」そう感じる経営者や人事担当者こそ、課題訴求型の発信をすべきです。

  • 魅力訴求:企業が“持っている”価値
  • 課題訴求:企業が“これから超えるべき壁”

求職者にとって本当にワクワクするのは、「それ、自分が解決できます」という未来へのワクワク感なのです。

採用市場は“魅力の押し売り”に飽きている

応募が来ないのは「魅力が弱い」からではない

今、企業の採用広報は「年収」「福利厚生」「裁量権」といった“聞こえの良い要素”で溢れています。
ですが、これらは多くの企業がすでに発信しており、差別化どころか「埋もれ」につながっているのが現実です。

【事例】年収・福利厚生を強調しても響かなかった老舗メーカー(仮)

あるメーカー企業では、中途求人に「年収600万以上/福利厚生充実/裁量あり」と記載していました。
待遇条件としては十分魅力的だったものの、3ヶ月間で応募は数件、面談まで進んだのはわずか1名。

後日、候補者へのヒアリングで明らかになったのは、

「環境は良さそうだけど、自分がここで価値を発揮できるイメージが湧かなかった」

という声でした。

そこで企業は、あえて社内の構造課題を公開。
「技術承継が進まず、ベテラン依存が続いている今、次の世代と仕組みをつくり直したい」という課題をストーリーとして発信したところ、応募数は3倍に増加。

「魅力があるかどうか」ではなく、**“自分の力が必要とされている感覚”**が求職者の心を動かした事例です。

「Give You」と「Need You」── 魅力と課題の訴求の使い分け

魅力訴求=Give You:あなたに与えられる環境

魅力訴求は、「うちの会社は◯◯が整っています」「◯◯な環境があります」といった“プレゼント型”の発信。
これは言い換えるなら、Give You型の採用広報です。

  • 年収600万円以上
  • フルリモート可
  • フレックス/裁量権
  • 成長できるカルチャー

これらは、企業が「あなたに提供できるもの」を並べている状態です。
一見魅力的ですが、「本当に自分に必要か?」「他社との違いは?」と感じられやすく、印象に残りにくいという側面もあります。


課題訴求=Need You:「あなたじゃないと実現できない」が軸

一方、課題訴求はNeed You型。

  • 「うちにはまだ未整備な部分がある」
  • 「こんな壁を超えるには、あなたの力が必要だ」
  • 「今まさにこの課題に取り組もうとしている」

これらは、企業が自らの“不完全さ”や“挑戦フェーズ”を開示しながら、「そこに飛び込んでほしい」と呼びかけるものです。


2つの違いは「主語」と「動機」

Give You(魅力訴求)Need You(課題訴求)
主語企業側が提供候補者側が動く
内容与える価値求める貢献
誘導快適さ・安定性共闘・やりがい
向いている層安定志向・初期キャリア自律型・中堅〜上位レイヤー

どちらが良い、ではない。「誰に、何を伝えるか」の設計が鍵

課題訴求を強みにする企業は、**Give Youでは伝えきれない“熱量”や“当事者性”**を武器にできます。
一方で、魅力訴求を丁寧に積み重ねることが、カルチャーマッチを助けることもあります。

だからこそ、採用メッセージは単なる「強みの列挙」ではなく、
“GIVE”と“NEED”をどうデザインするかが、真のブランディングに直結します。

課題を「訴求できる資産」に変える3ステップ

課題訴求を行うには、単に「弱みを開示する」だけでは不十分です。
候補者の共感や応募行動を引き出すためには、課題を“ストーリーとして機能する情報資産”へと転換する必要があります。

そのための基本ステップは以下の3つです。


ステップ①|課題を9カテゴリに構造化する

採用ブランディングにおいて「課題を資産化する」には、まず社内の状況を言語化する必要があります。
Synayakaでは、企業の“挑戦のリアル”を以下の9カテゴリに分類し、整理・可視化しています。

カテゴリ主な課題例
①プロダクト・技術技術的負債の蓄積/属人化/レビュー体制が曖昧/ツール統合が未整備
②事業・戦略戦略不在/依存度の高いビジネス構造/新規事業の設計と実行が未整備
③採用・育成育成フローなし/ペルソナ不明瞭/募集要件の解像度が低い/面接が属人的
④組織・人事制度評価制度が機能していない/目標管理が形骸化/報酬設計が一貫していない
⑤チーム・文化上下関係が強い/意見が言えない/振り返りや1on1の文化が定着していない
⑥マーケ・営業リード獲得が属人的/商談設計がない/クロージング率が低迷
⑦カスタマーサクセス問い合わせ応対が属人化/オンボーディングフロー未整備/解約理由が分析されていない
⑧バックオフィス契約・請求がアナログ/勤怠管理が煩雑/法務・労務のナレッジが属人化
⑨経営・意思決定経営意思決定のスピードが遅い/役割分担が不明確/幹部同士の連携が取れていない

ステップ②|スコアリングして「伝えるべき課題」を絞る

課題を発信する際は、「何を伝えるか」を戦略的に選ぶ必要があります。
Synayakaでは以下の2軸で評価し、ストーリー化に適した課題を抽出しています。

  • Must(重要度):この課題を放置すると、事業・組織に深刻な影響が出るか
  • Want(共感度):候補者にとって「面白そう」「力を発揮できそう」と感じられるか

この両軸でスコアが高い課題こそが、Need You型メッセージの主軸になります。


ステップ③|EVPと紐づけ、候補者視点で物語化する

「課題の発信」はネガティブな開示ではなく、“共創の呼びかけ”です。

  • なぜこの課題が今、顕在化しているのか
  • その背景にどんな事業変化・組織フェーズがあるのか
  • それを誰と、どう乗り越えたいのか

これらを、候補者の目線で語れるかどうかが、共感を得る鍵になります。

採用の魅力で「Give You」と「Need You」をどう組み合わせるか?

魅力訴求(Give You)と課題訴求(Need You)は、どちらが正解というものではありません。
重要なのは、採用ターゲットや掲載媒体に応じて「適切な比率」で組み合わせることです。


採用ターゲット別|使い分けの指針

ペルソナタイプ最適な訴求理由
初期キャリア層Give中心安定性・環境の整備状況が意思決定に直結しやすい
中堅〜ハイレイヤー層Need中心自分の力が求められる環境・役割に魅力を感じやすい
ジョブチェンジ層Give+Need併用応募ハードルを下げつつ、動機づけも必要な層

媒体別|訴求出し分けの例

  • スカウト文面:Giveで“関心”、Needで“共感”を引き出す
  • 広報記事・Wantedlyストーリー:Need中心で“当事者意識”を高める
  • 求人票・媒体掲載:Giveで最低条件を明示、Needで刺さる価値観を補足

まとめ:採用ブランディングは「Give」より「Need」で差がつく時代

採用で成果が出ない企業の多くは、実は「魅力がない」のではなく、
“自分が必要とされている感覚”が伝わっていないだけです。

魅力の訴求だけでは、似たような発信に埋もれてしまう今。

自社の“壁”や“余白”を丁寧に言語化し、「あなたが必要なんだ」というメッセージへと変換することで、
人は「自分ごと」として応募という行動を選びます。

採用ブランディングの勝敗は、“強みの見せ方”ではなく、
共に向き合う課題をどう物語るかにあるのです。

課題訴求の魅力を伝える上では、Wantedlyを活用した発信もおすすめです↓

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著者情報

養田 峻介のアバター 養田 峻介

株式会社Synayaka(しなやか)代表取締役社長

開成高校、東京大学経済学部卒業。大学在学中にエンジニアとして起業したのち、スタートアップ企業におけるマーケ・事業開発を経験。その後、REAPRA Venturesにて多様なスタートアップ支援を通じて、HR課題がボトルネックとなり成長が鈍化してしまうケースを多く見る。
Synayaka創業後、270社以上の企業における採用課題と向き合った経験に基づき、『しなやか人事』にて採用コンサル・RPOサービスの提供を行なっている。

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