wantedly運用方法5つのコツ|270社の事例から導いた採用方法

まず読んで|Wantedly運用が“うまくいかない会社”の共通点
これまでに、280社以上のWantedly運用を内側から見てきた中で、
「なぜ求人を出しても応募が来ないのか?」という悩みには、いくつかの共通パターンがあることがわかってきました。
事業フェーズや業界が異なっても、Wantedlyを使った採用活動がうまくいかない企業は、実は似たような課題を抱えています。
まずは以下の4つ、自社の運用に当てはまるものがないかチェックしてみてください。
- 【採用ターゲット】が曖昧。だから誰にも刺さらない
- 【広報・ストーリー】会社ページに“共感できる物語”がない
- 【求人PV数】なんとなくの更新では、アルゴリズムで不利に
- 【運用】KPIがなければ、改善も成果も見えてこない

【採用ターゲット】が曖昧。だから誰にも刺さらない
Wantedlyは「共感を軸にした採用広報」の場です。
そのため、誰に向けて発信しているのかが曖昧なままだと、どれだけ丁寧に会社紹介や求人記事を書いても、応募にはつながりません。
逆に、採用ペルソナを明確にしたWantedly運用ができれば、他媒体では出会えないようなカルチャーマッチ人材と出会える可能性が高まります。
特に中小・ベンチャー企業では、「とにかく人手が欲しい」という思いから**採用ターゲットがぼやけてしまい、「とりあえず広く募集する」**という状況に陥りがち。
Wantedly運用のコツは、まず採用ペルソナの明確化。
言葉選びや求人の構成、ストーリーのトーンまで一貫性が生まれ、 “この会社、自分に合いそう”と感じてもらえる確率が格段に上がります。
【広報・ストーリー】会社ページに“共感できる物語”がない
Wantedlyでは、会社ページもストーリーも**「情報」ではなく「意味」を伝える場所**です。
しかし、制度や事業内容を並べただけの情報羅列型ページでは、ユーザーの心に残りません。
実は、背景やストーリーを伝えることで、20倍印象に残りやすくなるというスタンフォード大学の研究もあります。
創業の背景や、メンバーの想い、どんな未来をつくろうとしているか――
そうした物語があることで、会社の価値観に共感した人が応募してくれるのが、Wantedly採用の強みです。
ストーリーも活用し、会社ページと求人情報を一貫した世界観で設計することが、運用の大きなコツです。
【求人PV数】なんとなくの更新では、アルゴリズムで不利に
Wantedlyの求人記事やストーリーは、「更新頻度」や「新しさ」がアルゴリズムに影響します。
そのため、“思い出したときだけ更新”というなんとなくの運用では、求人のPV数が伸びず、表示順位も下がる悪循環に陥ります。
Wantedly運用で成果を出すコツは、更新を仕組み化し、継続的に発信し続けること。
さらに、媒体の最新動向やアルゴリズムの特徴、運用ノウハウを押さえておくことで、PV数や応募の伸びに差が出ます。
「なんとなくの運用」から脱却し、“攻める運用”に切り替えることが成果への第一歩です。
【運用】KPIがなければ、改善も成果も見えてこない
「PVは増えてるのに応募が来ない」「求人を改善しても何が良かったかわからない」――
これは、Wantedly運用においてKPIが設定されていない典型的なケースです。
最低限、以下の指標をもとに振り返りましょう:
- 求人記事のPV数
- フォロワー数の推移
- 応募率(PVに対するエントリー率)
採用の成果は、感覚ではなく“数値”で見ることが基本です。
KPIを起点に改善サイクルを回すことが、Wantedly運用の基本であり、成果につながるコツです。
感覚ではなく、数値で運用の精度を上げていきましょう。
このように、「共感採用」というWantedlyの特性を踏まえると、ターゲット設計・ブランディング・求人運用体制・データの可視化という基本が、すべて成果に直結します。
【完全無料】Wantedlyページの改善ポイント、お伝えします
ここまで読んで「うちも当てはまるかも」と思った方へ。
実際のWantedlyページを見ながら、改善点を無料でフィードバックする相談会を行っています。
「何から直せばいいか、はっきりさせたい!」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
Wantedly運用5つのコツ|応募が増える“仕掛け方”
Wantedly運用は、単に求人を出すだけでは成果につながりません。必要なのは、「届けたい人に、響く形で、しっかり届く」ための仕掛けです。
ここでは、応募数やPVの向上に直結する、5つの実践的なコツをご紹介します。
- 0. EVP設計:3Cから分かる自社ならではの魅力とは?
- 1. ペルソナ設計:会社視点ではなく、“候補者の視点”で考える
- 2. ブランディング:他社求人を見極める。“当たり前”の徹底から
- 3. ストーリー:魅力は3パターン。型で考えると発信しやすい
- 4. アルゴリズム:新着・人気・おすすめ順を意識した運用
- 5. 振り返り改善:職種・訴求軸ごとに、PVや反応を分解して見る
0. EVP設計:3Cから分かる自社ならではの魅力とは?
そもそも、**自社の魅力は何か?**を言語化できていますか?
Wantedlyで成果を出している企業は、何を伝えるべきかが明確です。
そこで有効なのが、3C(Company・Competitor・Candidate)で整理するEVP(従業員価値提案)の設計です。
Company:自社の強みや独自性は何か?
Competitor:他社と比べてどう違うのか?
Candidate:候補者は何を求めているのか?
この3つの視点から、自社ならではの魅力(EVP)を言語化することで、すべての発信の軸がブレなくなります。求人やストーリーのタイトル・構成、ブランディングの方向性まで、Wantedly運用全体に一貫性が生まれるコツです。
1. ペルソナ設計:会社視点ではなく、“候補者の視点”で考える
「自分たちがどんな人を採用したいか?」──この視点だけでペルソナを考えていませんか?
その問い自体は間違っていませんが、Wantedly運用で成果を出すには、もう一歩深く考える必要があります。
求職者が転職時に何を重視しているか。どんな働き方や価値観を求めているか。
その“候補者の視点”に立って設計された求人やストーリーでなければ、共感も応募も得られません。
Wantedly運用のコツは、伝えたいことではなく、知りたいことから逆算して構成すること。
「自社が言いたいこと」と「候補者が知りたいこと」のズレをなくすことが、応募につながる第一歩です。
2. ブランディング:他社求人を見極める。“当たり前”の徹底から
他社競合の発信、徹底的に見ていますか?
ただなんとなく競合を見て、「雰囲気は掴んだ」で終わっていませんか?
Wantedlyで採用ブランディングをする上で、意外と抜け落ちがちなのが、**「他社のWantedlyページを見尽くすこと」**です。
そして本当に重要なのは、そこから“エッセンス”を抜き出し、自社らしくアレンジすること。
同じような業界・規模・フェーズの企業が、どんな言葉や写真で「らしさ」を伝えているかを分析しきることです。
特別な演出よりも、“当たり前”をやりきっているかどうかが、Wantedly運用の差を生みます。
3. ストーリー:魅力は3パターン。型で考えると発信しやすい
「何を書けばいいかわからない」
Wantedlyストーリーの発信が止まってしまう理由の多くは、この一言に尽きます。
でも、企業の魅力にはある程度の**“型”**があります。
Wantedly運用で成果を出している企業のストーリーは、例えば以下の3パターンに分類できます。
- ビジョン型:何のために存在するのか。どんな未来を描いているのか
- 事業・戦略型:どんな戦い方で成長しているのか。他社と何が違うのか
- 人・カルチャー型:どんな仲間がいて、どんな価値観を大切にしているか
この3軸に沿ってネタを整理すれば、発信のハードルは一気に下がります。
Wantedly運用のコツは、ゼロから考えすぎず、型をうまく使って継続すること。
ストーリーは、会社の“空気感”を届ける採用コンテンツです。
4. アルゴリズム:新着・人気・おすすめ順を意識した運用
Wantedlyは、「見てもらえなければ、共感も応募も生まれない」媒体です。
そのため、表示順位に影響するアルゴリズムを理解し、運用に活かすことが重要です。
まず基本となるのが、新着順・人気順での上位表示。
記事の更新頻度、SNSでのシェア、応援(リアクション)数などが関係しています。
ただし、ここは多くの企業がすでに取り組んでいる部分。
本当に差が出るのは、“おすすめ順”への対策です。
おすすめ順は、公開タイミングや過去の反応率、タグ設定、募集職種との関連性など、
AIによる複合的なスコアリングで表示が決まります。
このあたりは、独自に整理した攻略ノウハウがありますので、気になる方はこちらからご覧ください。
会社の魅せ方が定まったら、それをしっかり“届ける”運用戦略までがWantedlyのコツです。
5. 振り返り改善:職種・訴求軸ごとに、PVや反応を分解して見る
Wantedly運用で成果が頭打ちになる原因の一つが、振り返りの粒度が粗いことです。
「PVはまあまあ」「応募が少なかった」──そういった曖昧な振り返りでは、次に活かせる改善にはつながりません。
大切なのは、職種ごと・ペルソナごと・訴求軸ごとに、反応を分解して見ること。
たとえば、求人タイトルに入れたキーワードによってCTR(クリック率)がどう変わったか、
記事内の訴求ポイント別に、どんな反応があったかなどをチェックしていきましょう。
また、運用シートを作って仕組み化するのも継続のために大事です。
無料相談会では、運用シートのテンプレートをプレゼントしていますので、気になる方はぜひご活用ください。
まとめ|今日からできるWantedly改善アクション3選
Wantedlyで成果を出すには、ただ求人を出すだけでは不十分です。
重要なのは、「誰に」「何を」「どう伝えるか」を戦略的に設計し、仕組みとして運用すること。
ペルソナの明確化、共感されるストーリー設計、そして数値をもとにした改善サイクル。
この3つを押さえるだけでも、Wantedly運用は確実に変わっていきます。
「共感で人を惹きつける」――それが、Wantedly採用で成果を出すための第一歩です。
今日から少しずつ、自社の運用を見直してみてください。
